誰もいなくなったその後に、、、

「そして誰もいなくなった」

その孤島に招き寄せられたのは、互いに面識もない、職業や年齢も様々な10人の男女だった・・・

かの有名なアガサ・クリスティーの小説をご存知でしょうか?

古い童話になぞらえたミステリー小説ですが、その洗練されたストーリー展開と、最後のなぞが解かれた後になんともいえない余韻を残してくる、まさに名作というべき作品です

何故この話をしたのかというと、作中、飲み物に盛られた毒によって倒れるシーンがあります

これ、

食中毒です!

まさしく「細菌やウイルス、化学物質などに汚染された飲食物を食べてしまったことによる中毒症状」なんです!

という事で、今回は細菌性の中でも特に危険な毒素型についてお話します

食中毒と聞くと、何十万とか何百万個もの細菌を取り込まないと起こらないと思っている方もいるかもしれません、

そんなことはありません、

この毒素型の中には、500個程度の菌数でも食中毒を引き起こし、0,05㎎という量の毒素で1万人が食中毒に侵されるという、驚異的な菌が存在します

また厄介な事に毒素の種類によっては、作り出した菌でさえ死滅する温度であっても、その効力を失わないものあるのです

そして毒素型といえども、他の食中毒菌と同様にありふれた日常生活の中にその身を隠しているのです!

ならどういった対策が有効か?

1番は、菌の増殖温度で放置しないこと‼

細菌が毒素を作り出すタイミングは増殖をする時です、特に25℃~40℃の間が特に増殖が活発になるので

加熱した料理を室温でとどめず、すぐに食べるか、残りそうなら、早く冷めるよう小分けにして冷蔵庫に保存してください

毒素型とは、菌を死滅させて、誰もいなくなったその後に、食中毒を引き起こす、ミステリーのようなトリックを駆使する犯罪者なのです

知識を学ぶことをおこたり、料理をふるまった人たちを食中毒にさせてしまったら、わたしたちにも「島への招待状」が届くかもしれません、、

さて次回は細菌性の最後、生体内毒素型についてお話ししますので今後ともお付き合いいただければと思います