食道と胃

さあ前回は、舌の状態を見れば内臓の状態も分かってしまうという内容でした

そして今回は「食道と胃」です!

「ストレスで胃が痛い」みたいな状況ってないですか?

消化器官は自律神経が関与しているので、当然ストレスの影響を如実に受けます

それは胃も同様です

では、胃はストレスを受け続けるとどうなるのか?

最悪、胃に穴が開きます

これは「胃穿孔」といわれる状態で、ほんとに冗談抜きで胃に穴が開いてしまっているので、手術で塞ぐしかありません

ここまで行かなくても、胃の粘膜層がえぐられ「胃が痛い」という状態が

「胃潰瘍」です、この名前は聞いたことがありますね

さてここまでの病気、何故引き起こされるのかというと

胃液という、強力な消化液が原因で引き起こされます

そもそも健康な状態の胃でも、食べ物を消化するために胃液は出ています

この胃液、何を溶かすかというと「タンパク質」です

あれっ?と思った方はさすがです!

身体を形作っているのは、ほとんどがタンパク質でしたね

じゃあなぜ、胃は胃液によって溶かされないのか?

それは胃の内側からナトリウム性の炭酸ナトリウムを出し、酸性である胃液と中和しているからです

しかし、一度ストレスによって胃の働きが弱まると、この中和する能力がうまく効かなくなり

胃がみずからの胃液によってとかされてしまうのです

また最近ではストレスだけが原因ではないという事が分かってきています

それが、ピロリ菌です

このピロリ菌、なんと胃液の中でも生き続けることができるのです

これは人間がしているのと同じで、ピロリ菌も自身をアルカリ性のアンモニアでつつみ、バリアを張って溶かされないようにしているのです

そして胃の粘膜に住み込み、炎症を引き起こすことで胃の働きを弱めてしまうというわけです

これが、胃の病気の原因ですね

おっとこれで終わりではないですよ

食道がまだでしたね

時々「酸っぱいものがこみ上げてくる」何て言う事はないですか?

私は結構頻繁に起こっていたので、たべすぎかなにかと思っていましたが、これも実は立派な病気で「逆流性食道炎」というもの

これは簡単に言うと胃液が食道まで逆流してきてしまっている状態で、酸っぱいのは、胃液が酸性だからです

さあなぜ胃液が逆流するのがそんなにいけないのか?酸っぱいといえば、お酢とかも酸っぱいんだし大丈夫なんじゃ…

ないんです、胃潰瘍でも説明しましたが胃が溶かされないのは胃がアルカリ性のバリアを張っているから

しかし胃以外の消化器官にそんな機能は存在していません

つまり、胃液が逆流し食道にまで到達してしまうと、バリア機能を持たない食道は溶かされてしまい、炎症、ひどければただれてた状態になってしまうのです

という事で今回は、消化するための強力な機能が、逆に自分自身を傷つけてしまうという内容でした

まさしく諸刃の剣というか、ストレスや食べすぎなんかで病気になるのか?と思ってしまいますが、システムの暴走というのは恐ろしいものです

なので、普段の食事からリラックスして美味しく味わっていきたいものですね

それではまた!